2026年1月9日

朝は、片付いた祖母宅を見に行く。とっておいてねと念を押して印をつけていた祖母の洋服がおおかた捨てられてしまっていて肩を落とす。あなたと私はセンスが違うからと言うと、それ以上言わないでと悲しい顔をされたのでやめた。反省した。やってもらっているので文句は言えまい。そもそも人のものだし。

家に帰って、なんやかんや連絡を返したりしていたら夕方になってしまって、行こうと思っていた日本民藝館に行くチャンスを失ってしまった。そのことに気がついたのも移動中のことで、しかし映画までの時間はちょっとあるから有意義に使いたく、ドイツにいるときは行けてなかったマッサージに行った。新宿近辺には予約なしで受け入れてくれる台湾系のマッサージ屋がある。いかがわしいわけではないが、景気が良かったころの日本の横柄さを感じて、私はマッサージ師さんに必要以上に腰低く接してしまった。

そのあと坂本龍一の映画「Ryuichi Sakamoto: Diaries」を観に行った。行けてよかった。人生は終わるから、早いうちから本当に触れたいものに接していなくてはいけない。自分が感じられることの全てにもっと耳をすまさなくてはならない。

そのあと友達に会う。10年以上、いろんなことを話してきたけど、この歳になっても自分や世界に対して気づきがあり、それを共有する。大切な友人だと思う。「かなわないものから順番に愛してしまう」と歌ったのは佐藤千明氏だったけど、私のそういう話もした。いいんじゃない、それで、と言われた。

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